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かかりつけ医はいますか?必要なときと探し方のポイントを詳しく解説

気軽に相談できる「かかりつけ医」を持ちましょう。

厚生労働省のHPに、このようにあります。

気軽に相談できる「かかりつけ医」を持ちましょう。

上手な医療のかかり方に関する情報を随時発信していく厚生労働省の公式ウェブサイト

最近はよく耳にするようになってきましたが、あなたは「かかりつけ医」がいますか?

この記事では、国の医療政策のひとつにもなっている「かかりつけ医」について書いています。

医療事務の仕事をしている私が「かかりつけ医」について、詳しく解説します。

健康で暮らすためにも、参考にしてみてくださいね

目次

かかりつけ医について|なぜ必要なのか知っていますか?

50代も過ぎてくると、何かと病院のお世話になることが多くなります。

また今は元気でも、これからどうなるかわかりませんよね。

定期的に医療機関に行く必要があるときは、かかりつけ医を持つことが必要です。

自分には必要なくても、年老いた両親はかかりつけ医に定期的に診てもらっているかもしれません。

かかりつけ医のメリット
  • 気軽になんでも相談できて、いざという時に安心
  • 体調の変化に気づきやすく、的確な診断を受けられる
  • 大きな病院へ紹介状を書いてもらえる、費用を抑えられる
  • 大きな医療機関と連携して、的確な医療を受けられる

かかりつけ医のメリットについて、詳しくみていきましょう。

身近な医者「かかりつけ医」とは

主治医=かかりつけ医ということです

必要としている医療を全員が受けることができるのが、日本の国民皆保険制度

しかし患者が勝手にいろいろな病院に行くと、人手不足の医療機関はますます忙しくなります。

そうすると、助かる命も助からないということになってしまうのです。

そのような事をなくすためにも、かかりつけ医はとても重要なのです。

かかりつけ医とは
  • 自分が信頼できる、頼りにできる医師を自分で決める
  • 必要な時に、的確なアドバイスや診断をしてくれる
  • 症状によっては、大きな病院を紹介してくれる
  • 内科の医師じゃなくてもよい

かかりつけ医は、適切な医療のための制度

  • カゼをひいたかな
  • なんかお腹が痛い
  • 健康診断で血圧が高いといわれた

などこのようになんでも相談できるのが「かかりつけ医」です。

「健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医療機関を紹介してくれる身近にいて頼りになる医師のこと」かかりつけ医と呼んでいます。

引用:日本医師会HPかかりつけ医ってなあに

何か届出をしたり、書類を書くなどする必要はありあません。

自分が、この先生がかかりつけ医と思った医師で大丈夫です。

国の政策で「初期の治療は地域のかかりつけ医等で、高度・専門医療は病院(200床以上)で行う」となっています

  • 軽い病気やケガは地域のクリニックなどかかりつけ医
  • 大きな病気やケガで必要な検査や手術など、高度医療は大きな病院

医者不足といわれる今は、どこでも好きな病院に行ける時代ではありません。

急なことでなければ、近くのクリニックなどで相談しましょう。

かかりつけ医は介護の時も必要です

介護が必要になった時も、かかりつけ医がとても大切です。

ケアマネージャーや、地域包括支援センターなどと連携して医療を進めます。

  • 主治医意見書など、かかりつけ医が書きます
  • 在宅介護の場合の訪問医療看取りをします

自宅で亡くなった時の死亡診断書も、かかりつけ医に書いてもらえます。(不審な点などがなければ)

大きな病院に行くときは紹介状が必要

国の政策として、医療機関を適切に選ぶために「選定療養費」が定められています。

選定療養費とは

高度医療を行う200床以上の病院では、かかりつけ医等からの紹介状を持たずに受診すると自費負担分がかかる

このため大きな病院を受診するには、紹介状が必要になります。

また紹介状がないと、受診できない医療機関もあります。

紹介状をかいてくれるのが、かかりつけ医です。

選定療養費の金額

自由診療なので、病院で金額が違います

金額は3000円くらいから、15000円くらいまでとさまざまです。

最近は、各医療機関で値上げをしているところも多くあります。

それほど、紹介状は必要なものということになります。

関連記事
  • 紹介状の正式名称=診療情報提供書について
  • 大きな病院と診療所の違いについて

こちらの記事で詳しく書いています

かかりつけ医がいない時の紹介状は

普段は健康で、かかりつけ医がいない場合もあります。

  • 健康診断で要検査となった
  • ずっと気になっていたところを検査してほしい

こんな時大きな病院に行こうと思うと紹介状が必要です。

でも、かかりつけ医と呼べる医者がいないくても大丈夫です。

かかりつけ医がいない時

近くにあるクリニックなどに、電話をして相談してみましょう。

検査結果を持って受診をすると、紹介状を書いてもらえる場合があります。

どうしても紹介状がないという時は、選定療養費を払って受診することになります。

かかりつけ医はどうやって探すの?ポイントを解説

大きな病院では医師不足といわれ、お医者さんはとても忙しく仕事をしています。

かぜや慢性疾患は大きな病院ではなく、近所のクリニックに行きます。

そのクリニックや診療所にいる医師を、かかつけ医とするだけです。

何も決まりはないので、自分がこの先生を「かかりつけ医」にしよう!と決めるだけ。

かかりつけ医というとなんとなく大げさですが、いつも診てくれている先生ということです。

かかりつけ医を見つける時のポイント

かかりつけ医は、クリニックや診療所の医師です。

見つけ方ヒント
  • すぐ行ける距離
  • 自分と相性がいい
  • 説明が丁寧で信頼できる
  • 地域連携病院などを紹介してくれる

すぐ行ける距離

あまり遠くにあると、なかなか通うのも大変です。

慢性疾患などでは、定期的に通う事もあると思います。

  • 自宅の近くにある
  • 職場の近くにある

何かあったらすぐに行ける距離にあると、何かと相談しやすくなります。

また家の近くにあったら、家族みんなで同じかかりつけ医とする事ができます。

自分と相性がいい

医師と患者とはいえ人間ですから、相性があります。

なんとなく合わないなと感じる時は、信頼関係を築くのがむずかしくなります。

長くお世話になると思うと、相性はとても大事です。

説明が丁寧で信頼できる

いろいろなタイプの医師がいます。

  • 検査結果や治療内容などを、きちんと説明してくれる
  • ゆっくり話を聞いてくれる
  • わからないことを、わかるまで説明をしてくれる

やはり親身に話を聞いてくれる、そんな医師だと安心できますし信頼できます。

地域連携病院などを紹介してくれる

クリニックなど小さな医療機関では、できることが限られてしまいます。

  • 大きな検査や手術などはできない
  • 専門外の時もある

そんな時はかかりつけ医から、大きな病院を紹介してもらうことになります。

地域連携とは

地域の医療機関同士が協力をしながら、患者がよりよい医療をスムーズに受けることができるように連携しています。

大きな病院で検査を受けてください
紹介状を書きますね

STEP
紹介状を書いてもらう
かかりつけ医 → 大きな病院

大きな病院での治療や検査が必要な時

STEP
大きな病院で検査や手術をする

紹介状を持って病院にいく

紹介状があると選定療養費がかからない

症状がわかるのでスムーズな診療が受けられる

STEP
紹介状を書いてもらう
大きな病院 → かかりつけ医

病院での検査や治療が終わったら

検査結果、治療経過、処方薬などを紹介状に書いてもらう

STEP
かかりつけ医
その後の経過観察や処方

自宅の近くなどにあるクリニックの方が、通いやすい

かかりつけ医に手紙を書きますから
あとはそちらで様子をみましましょう

最近は手術をしても、長期入院になることは減っています。

退院後も大きな病院へ通院するのは、大変な場合もあります。

そのような時に大きな医療機関と連携して、退院後の経過観察などをするのもかかりつけ医です。

かかりつけ医どうやって探したらいいの?

ポイントはわかっても、たくさんある医療機関から選ぶのは大変です。

また医療機関に行くのは、具合の悪い時ですよね。

探し方ヒント
  • 行ったことのあるクリニックなど
  • 健康診断を受けてみる
  • 予防接種を受けてみる
  • インターネットや近所のクチコミ

行ったことのあるクリニックなど

たまたま風邪をひいていった医療機関の医師が信頼できるなら、かかりつけ医としておくといいでしょう。

カルテの保管期限は、完結の日から5年間

普段健康だったら、医療機関に行くことはありません。

最後に診療を受けた時から5年間は、カルテは保管されています。

紹介状が欲しい時などは、相談してみるといいでしょう。

健康診断を受けてみる

特定健診会社の健康診断などで行ってみると、どんな先生かわかります。

きちんと検査結果を説明してくれたり、その後のアドバイスをしくれたりと信頼できるかもしれません。

予防接種を受けてみる

健康診断まで受けなくても、受付から診察、会計まで医療機関の雰囲気などわかります。

予防接種の副作用などをわかりやすく話してくれる医師だったら、かかりつけ医として覚えておいてもいいでしょう。

インターネットサイトや近所のクチコミ

いろいろなクチコミも、気になるところです。

  • 医療機関の検索サイトなど
  • 近所の人に聞いてみる
  • 処方せん薬局で聞いてみる

ただあくまでも口コミです。

いいと思う人もいれば合わない人もいますので、参考程度に。

「かかりつけ医」は一度決めても、いつでも変えることができます。

かかりつけ医について私だったらこんなかかりつけ医を持ちます

コロナ禍もあり、医療を受ける患者も医療機関もいろいろな事が変わりました。

かかりつけ医は、これからますます必要になってきます。

私が選ぶなら

医療機関でたくさんの医師をみている私が、かかりつけ医を持つならと考えてみました。

  • 患者さんのために妥協をしない
  • 次の次のことまで考えている
  • 自分の専門外の事は、きちんと調べたり確認をする
  • ネットワークがたくさんある

こんな医師は、とても信頼ができると思っています。

実際に初めてあった先生が、こんな人かどうかはわからないと思います。

やはり何回か受診をしているうちに、医師も患者もお互いがわかってくるものです。

治療やお薬について、「これがダメだったらこうしよう」「この次はこうしてみましょう」などいろいろな引き出しを持っていて、症状などによってはきちんと専門医につなげてくれる。

こんな医師を、選びたいと思っています。

かかりつけ医がいないという方は、参考にしてみてください。

こんな医者はちょっと

本当にいろんな先生がいますが、やはりちょっと偉そうにしてる人は嫌です。

たくさんの勉強をして医師になって先生と呼ばれて、本当にえらい人です。

でもそれを全面に出すような医師には、かかりたくないです。

時にはちょっとぐらいキツイ言い方をする先生は、患者さんの事を本当に考えてるなと思います。

でもいかにも、威張っている医師はいやですね(笑)

自分だけではなく、家族もみんな健康で長生きするために参考にしていただけると嬉しいです。

#最後までお読みいただきありがとうございました♭

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