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【医療事務】50代で勤務しているクリニック閉院!これからどうしよう?

私は、勤務していたクリニックが閉院したことがあります。

会社なら倒産と同じで、勤務先がなくなるのです。

その時すでに50代・・・

いろいろな不安もありましたが、結局は現在も医療事務で働いています。

「閉院」はショッキングでしたが、貴重な経験でした

目次

働いていたクリニックが閉院することなった!

私が、初めて働いた医療機関でのことでした。

最初は驚きましたが、決まったことは仕方ありません。

閉院は知ってから1ヶ月後で、あっという間の毎日でした。

地方都市の駅から歩いて10分
  • 一般的な内科診療で、地域のかかりつけクリニック
  • 職員は院長ひとり、看護師ひとり、事務員ひとり
  • もともとは20年以上前に開業後、経営者が変わって5年
  • 患者さんはどんどん減って、常に赤字経営だった(と思う)
  • ある病院のグループクリニックとして、赤字再建中

その時のメンバーは3人

正職員として働きはじめて、3年ほどたった時でした。

突然院長から、クリニック閉院といわれます。

来月で閉院します

院長:グループ病院傘下になって、現在雇われ院長。内科全般、なんでもとりあえず診察する。

先生、わかりました

看護師さん:患者さん第一、仕事大好きなナースの中のナース。パート勤務。

今までお世話になりました

事務員(私):安定を求めて医療事務の仕事につくも、失業の危機。50代正職員

と、こんなメンバーで仕事をしていました。

少ない人数だったため、家庭的な雰囲気のクリニックです。

みなさんお疲れ様でした

たまにグループ病院担当者が様子を見にくるが、決定権はない中間管理職
閉院の手続きなどは、グループ病院ですることになりました。

閉院と聞いた時の本音

最初に「クリニックを閉院します」と聞いた時、もちろん驚きました。

その2ヶ月ほど前に賃貸契約の更新をしたばかりでしたので、閉院をするとは思ってもいませんでした。

私は今後の不安より、1ヶ月を乗り切ることができれば終わるとの気持ちが大きかったです。

私が最初に思ったこと
  • やっぱりだけど、早過ぎじゃない
  • やっと終わるんだ〜
  • ここの後片付け大変そう!
  • 1ヶ月しかないのに、患者さん大丈夫かな

病院といっても、利益が出る経営をしなければ成り立ちません。

働いているといろいろなことがわかりますが、経営がうまくいっているようには見えませんでした。

そのため「いつかはなくなるかもしれない」と、常に思っていたのです。

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【医療事務】クリニック閉院までの1ヶ月でしたこと

大きな病院のグループクリニックになって、経営立て直しをしている最中です。

役所関係の法的な手続きや、閉院後の連絡先はグループ病院の担当者です。

  1. 患者さんに知らせる
  2. 薬局や連携医療機関に知らせる
  3. 出入り業者などに知らせる
  4. 各関係機関に届出をする

他にもいろいろありますが、最初はこんなことが必要でした。

患者さんに知らせる

医療機関には、毎日たくさんの患者さんがきます。

患者さんが少ないといっても、かかりつけ医として毎月来ている人がたくさんいました。

まずはそのたくさんの患者さんに、閉院することをお知らせしなければなりません。

  • 院内外にお知らせの掲示をする
  • 閉院のお知らせのハガキを郵送する
  • 看護師から電話をする

閉院のお知らせ」をみた患者さんが最初に思うのは、これからどうしようということです。

これからどこに行ったらいいんだい?

紹介状を書きますから、近くの病院を探してくださいね

閉院を知った患者さんは、次の医療機関を探さなければなりません。

長い間かかりつけ医として、通ってきてくれていた患者さんです。

私はとにかく患者さんが困らないように、先生と看護師さんのフォローすることが一番大事でした。

閉院までの1ヶ月しか期間がなく、申し訳ない気持ちになりました。

薬局や連携医療機関に知らせる

近隣の薬局

患者さんが処方せんを持って行く近隣の薬局には、電話で閉院を伝えました。

処方せんの疑義照会などで電話が来ることも多いので、最初に連絡をします。

また医療機関のことをよく知っていることもありますし、患者さんの相談にも乗ってくれます。

連携医療機関

検査などで紹介状を書くことも多いクリニックでは、連携医療機関がいくつかあります。

連携医療機関のソーシャルワーカーには電話で連絡をしたところもあります。

それ以外は、閉院のお知らせについての文書を発送しました。

出入り業者などに知らせる

小さなクリニックでも、いろいろな業者が出入りをしています。

それらに連絡をしなければなりません。

  • 検体検査業者
  • 医療機械のメンテナンス業者
  • O A機器などのメンテナンス業者
  • クリーニングや清掃業者

他にもいろいろありますが、リストアップをしてもれがないようにしなければなりません。

関係機関への届出

たくさんの法律のもと医療行為をする医療機関は、役所の届出などが様々あります。

書類の作成や役所などの手続きは、グループ病院の担当者の仕事でした。

私はクリニックの通常業務に専念をしました。

クリニックが閉院すると片付けが大変

どんなに小さなクリニックといっても20年以上前からの、いろいろなものがありました。

  • いるもの
  • いらないもの
  • グループ病院へ持っていくもの

クリニック閉院後、それらの後片付けを私はほぼひとりでやりました。

カルテなどの保管書類

小さなクリニックでしたので、紙カルテを使っていました。

医療機関には、カルテのほかにも法律で定めれらた保管書類がたくさんあります。

きちんと保管期限が決まっているため、すぐに処分することはできません。

また個人情報が含む書類も大量にあります。

カルテ保管期限は、最終診療日から5年間

大量の紙カルテを、きちんとわかるようにして箱につめ整理しないといけません。

このような選別をほぼ一人でやったので、今思うと結構大変でした。

簡単に捨てられない備品など

今は電化製品やパソコンなど、一般家庭でも簡単にゴミとして捨てることができません。

医療機関にはとくに、薬や医療機器などがたくさんあります。

医療廃棄物になるものや、特定の業者に回収を依頼するなどで処分をします。

【医療事務】クリニックが閉院!その後

閉院と決まってから1ヶ月間、本当にあっという間に最終日をむかえました。

かかりつけ医としていた患者さんのほとんどは、次の病院が決まりました。

院長も看護師さんも、グループ病院ではありませんがすぐに次の病院が決まりました。

医師・看護師など、国家資格者はたくさんの選択肢があります

私は閉院後のクリニック引き渡しまで約1ヶ月、最後の後片付けをしました。

その後は今までとれなかった有給で少しおやすみして、グループ病院へ転籍となりました。

そこでは今までと全然違う仕事になり、またイチから仕事をおぼえてスタートしました。

しかし今まで勉強した資格と経験は、とても役に立っています。

50代の仕事は、資格はないよりあった方がいい

今はどんな仕事も厳しい世の中ですが、医療機関ががなくなることはありません。

そして医療機関は常に人手不足で、医療事務も同じです。

アラフィフ以上になると就職や転職は難しくなってきますが、まだまだ大丈夫です。

資格や経験をいかして、自分が必要とされる充実した毎日を一緒に送りましょう♪

最後までお読みいただきありがとうございました。

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